ピアノコンクールの参加について私が思うこと
こんにちは!
ぽこあぽこ音楽教室の
外園哲子(ほかぞの てつこ)です。
朝晩がすっかり冷え込み、秋らしくなってきましたね。
秋といえば・・・
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋
色々ありますが、なんといっても芸術の秋ですよね。
この時期になると、様々なコンクールも各地で行われるようになります。
日田市でも、12月にパトリア日田で
●ピティナステップ(12月16日)
●バッハコンクール(12月22日)
などのコンクールが行われますよ。
私が子供の頃は、日田でコンクールが受けられるなんて考えられませんでした。
日田でコンクールどころか、コンクールに関する情報が、全く入って来なくて、コンクールを受けたこともなかったんです(>_>)
音短大入学後、友人たちのほとんどがコンクールを経験していた事を知り、田舎で育った私は、そこで環境の差をとても感じたものでした。
今みたいに、ネットですぐ情報が取れる時代じゃなかったですもんね。
そんな日田市でも、今は毎年いくつかのコンクールを受けることが出来るようになってきました。
すごいことです!
もちろん、コンクールへの参加は自由です♬
人前で演奏したり、競い合ったりするのが、あまり好きでないお子さんもいます。
純粋にピアノを弾くことを楽しみたいんですね。
それは、とっても素敵なことです!
ピアノが上手になることも大切ですが、私は何よりも
ピアノが好き!
そう思ってくれる生徒を育てたいと思っています(*^_^*)
なぜ、コンクールに参加することを勧めるの?
ではなぜ、コンクールに参加することをピアノ教室の先生方は勧めるのでしょうか?
理由はいろいろあります。
課題曲がある
課題曲のないコンクールもありますが、多くのコンクールでは課題曲が設けられています。
同じ学年の子ども達が、同じ曲を演奏して評価をしてもらうわけですが、この「課題曲に向かい合う」ということが大事なんだと思います。
一つの曲をじっくり時間をかけて練習していくのですが、
曲の作られて時期(バロック時代、古典派、ロマン派、近現代など)
作曲家について、調べたり、考えたり・・・
この向き合う時間が大切で、これが子どもたちにとっての宝になると思っています。
色んな表現がある
先ほどもお話したように、コンクールでは、同じ曲をいろんな人が演奏します。
演奏者によって、表現は様々。
テンポも、強弱も演奏者によって変わってきます。
そうなんです!
色んな表現があって良いんです。
それを聴くのもとっても良い勉強に
アドバイスをもらえる
コンクールによっては、点数で評価されるだけでなく、演奏者一人ひとりに審査員の先生方からアドバイスを頂けるものもあります。
日田で行われるバッハコンクールやピティナステップではアドバイスを頂けるので、今後どのような練習をしていけば、もっと上達するかわかります。
励みにもなりますよね。
特別な練習はあるの?
コンクールに向けての特別な練習と言うより、課題曲をいかに理解して練習していくかは、とても大事ですね。
もちろん細かい練習も大事ですよ。
私はコンクールに向けての練習と言うより、日頃からの練習の先にコンクールがあると思ってもらう方が良いのかなと思ってます。
日頃の練習では、生徒さんの練習段階に合わせて色々な楽譜を使っています、
コンクールでしっかりとした指や手のフォームで弾くためには、やはりテクニックの練習が大事になってきます。
小さいお子さんにとってのテクニックの練習は、退屈に感じたり、あまり楽しくないと感じたりするかもしれません。
ですから、当教室では、小さいうちから楽しんでテクニックを身につけるような、そんな楽譜を使い、レッスンをしています。
こちらの楽譜は、「歩く」「走る」「スキップ」など、子ども達がイメージしやすい動きと音楽を結びつけていますので、分かりやすいですし、楽しんで練習してくれます。
「晴れの日」「くもりの日」で長調や短調の違いも感じたりイラストもついていて、子ども達も大好きです。
こんなふうに、子ども達の「好き」を見つけて、レッスンをしていっていますので、コンクールを受ける受けないに関わらず、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!